住まいの種類とニーズの移り変わり

楽しくするための住まい 人が住む住まいには、大きく分けて賃貸と持ち家があります。そのほかにも、アパートやマンション、部屋借り、一軒家、続き長屋などの種類があります。さらには、仮住まいと、定住によってもその様式が違います。それぞれの人はニーズと生活様式にあった暮らしをしています。

独身、結婚、出産、老後、といった人生の転換期には、それぞれのニーズが変わるので、たとえば必要な部屋数などにも影響がでてきます。日本の場合は、一生住むつもりで家を購入する人が多いので、最初に購入する住まいに一部屋しかない、というのは少ないようです。よその国では生活様式の変化にあわせて住まいを変えていくところがあります。たとえば北米では、学生なら一寝室と居間、キッチン、バスルームがあれば充分、社会に出ている独身や結婚して間もない人で、予備の寝室もあったほうがよいと考える人ならニ寝室と居間、キッチン、バスルーム、子供の出産を考えるなら、寝室は三から四は必要だと考えるでしょう。大きな家に住んでいて子供も全員独立して出て行った人は、再びこじんまりとした家を好むようになります。住まいを維持する電気やガスの無駄がなくなるし、それに掃除などの手間も省けるからです。住まいには家族の思い出が息づいていますから、日本ではそれらを簡単に処分するには抵抗もあるようです。


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